こんにちは。
研修がスタートして、病棟業務に慣れている頃と思います。
初めての当直、初めての病棟コールに緊張する方は多いのではないでしょうか。
病棟でのトラブルで一番と言っていいほど多く遭遇するのが、電解質異常です。
電解質異常については、どの科に進むとしても絶対に必要になります。
よく遭遇するけど、実際に対応するのは慣れが必要です。
今回は、電解質異常の勉強におすすめな一冊を紹介します!
それが、、、
「電解質輸液塾」
です!
この一冊があれば、病棟で出くわす電解質異常は困ることなく対応できるようになります!
少し読めばすぐに動ける
電解質異常に限らず、病棟急変への対応はすぐ動く能力が求められます。
それは、単に多くの内容をずっと暗記をしておくことではなく、必要なときに必要な資料をすぐに見ることができる ことが重要です。
本書は、電解質異常への対応で必要な鑑別診断をフローチャートでされているのに加えて、治療例についてわかりやすくまとめてあります。
基本的には本書のフローチャートに沿って検査や治療を行えば問題なく速やかに対応ができます。
説明部分も充実している
本書はそれぞれの電解質以上に対する説明も充実しています。
平易な文章に加えて、わかりやすく図解も加えられています。
学生時代にあまり腎・電解質の勉強をしてこなかった方も、復習には最適な一冊になっていると思います。
病棟で実際に電解質異常に出くわしたときにはフローチャートを読んで、時間のあるときに経験した症例の説明文を読む。
こうした流れで本書を活用すれば、電解質異常に対する理解が深まると思います。
血液ガス分析・輸液の説明も充実
本書は、電解質異常だけでなく、血液ガス分析の解釈や輸液について解説している章があります。
研修医になって最初に勉強するべきなのは、間違いなく「輸液」と「抗菌薬」です。
そのうちの輸液について詳しく説明が記載されています。
電解質異常と輸液は切っても切れない関係なので、当然といえば当然ですが、、
それでも、輸液に対する知識を復習するにも最適になっています。
血液ガス分析は、主に救急外来で状態の悪い患者さんに検査することが多いと思います。
血液ガスは結果が出るのが早く、1分1秒を争うときに正確な臨床判断を行うためには血液ガスを読めるようになることが必須です。
あと、ガスを読める医者は単純にかっこいいです!
本書でも血液ガス分析の解釈の仕方が詳しく書かれているので、是非参考にしてみてください!
まとめ
今回は、電解質異常の対応を勉強する本として、「電解質輸液塾」を紹介しました。
電解質の異常は本当にたくさん遭遇します。
是非この本を読んで日常診療に役立ててみてください!
それでは!