医学部を卒業して、やっと研修医になれたけど、、
- 病棟デビューしたはいいけど、右も左もわからず動けない
- 何から勉強したらいいか分からない
- 本を買おうとしているけど、何を買ったらいいか分からない
と考える人は多いのではないでしょうか?
実際に私もそうでした。
先輩や上級医の先生にどのように勉強したら良いかを聞くと、色々教えてくれます。
しかしおすすめされる本もたくさんあって選ぶのが大変ですよね。
このページでは、
「今、自分だったらとりあえずこれを買う!」
といった本を2冊紹介します。
①内科レジデントの鉄則
まず初めは、研修医であれば100人中99人が読んでいると言っても過言ではない
内科レジデントの鉄則 です。
やはり誰もが読むだけあって、当直中に呼ばれた際の対応の仕方に始まり、よくみる疾患の入院時の対応の仕方や輸液・抗菌薬の基礎まで
まず勉強すべきことが網羅されています。
やることが見つからずに悩んでいる場合は、まずはこの本を読むことをおすすめします。
ただ、研修医だった頃の自分がそうだったように、実際に臨床現場で経験しないと本を読んでもなかなか身につきにくいものです。
なので、
- 本を読んで、なんとなく理解はしたけど全然イメージできない!
- 分量が多くて読む気が起きない!
といった方は、
実際に経験した症例の内容から読むのをおすすめします。
実際に上級医の先生がやっていたことを見て学んで、復習としてこの本を読むと症例に対する理解がめちゃめちゃ深まります。
最初から全部やろうとするとつかれてしまうので、実際に体験したものから学んでいってください!
②感染症プラチナマニュアル
これも多くの研修医のポケットに入っている必携書の一つです。
私が研修医になってすぐの時は、
研修医になったら「輸液」と「抗菌薬」を勉強しなさい!
と言われたものでした。
今でも、
「何から勉強したら良いですか?」
と質問すると同じような返答が返ってくることが多いと思います。
輸液と抗菌薬というのは、医療の基礎的な部分でもあり、将来どの科に進んでも逃げることができません。
そんな分野の中の一つ、抗菌薬については
感染症プラチナマニュアル を読めばほぼ解決できます!
- 抗菌薬の種類
- 感染症の種類(臓器別)
- 微生物の種類
といった3つのアプローチ方法から調べられるので、
適切な抗菌薬が根拠を持って選べます!
研修医が終了しても、いつまでも利用できる1冊です!
以上、初期研修が始まったら絶対に外せない本2冊を紹介しました。
ただ、勉強することはこの2冊以外にも無限にあるのが医者の世界です。
ある程度慣れてきたら他の本にも手を出してみてください!
少しでも研修のお役に立てれば幸いです。