雑記

学問のすゝめ

お医者さんをやっていると、「一生勉強から逃れられないな」と思う

医者を目指したきっかけは、社会的地位があってお金がもらえる仕事だったからで、別に大した夢とか目標があるわけではなかった

大学に入ったら遊びたい と思って一生懸命勉強してやっと医学部に合格したと思ったら、大学生活でもテストに追われる日々だった

大学受験ほどではないけど、まあそれなりに、おそらく一般の学部の学生さんと比べると何倍も勉強して国家試験に合格した

国家試験で勉強する内容はとても多かった、とても多かったからもうお腹いっぱいと思ってた

医者になったらなったで大量な知識が必要だと知って

一生勉強しなきゃじゃん、 と思った

真面目な人しか生きていかれないじゃん、と思った

あとは、勤務医は全然お金持ちになれなそうで残念だった

ただ、ずっと勉強してると、勉強したことのある単元の知らない知識を知るとちょっと楽しくなる瞬間がふえてきた

初めての救急外来で体が震えてまったく動けなかったけど、あんちょこ本を何回か読んでから行ったらある程度動けるようになってきた

別に外来見ながら調べ物したっていいと思ったらそんなに知識もいらないし、調べたらなんだかんだで知識がつくようにあった

知識がつくと結構仕事が楽しくなってきた

仕事が楽しくなったら、自分でいろいろと勉強しだすようになった

そこからは好循環だなあと思った

この世界でも意外とやっていけるんじゃないか?って

医学に限らずだと思うけど、勉強をするためには楽しみながらやることが大事だと思う

そして勉強を楽しむためには、ある程度の知識が必要だとも思う

要は、最初はつらいけど 楽しくなるまで続けることが必要なんだろうな

頑張ろうぜ